専門職の仕事では、それに必要な知識や技術は現場に出て覚えます。
しかし初心者の場合、いきなり実践的なことをするのはかなり勇気のいることでしょう。そこで、少し工夫をして臨むとスムーズに現場へ溶け込めるようになります。まず、予習をきちんとしていきましょう。大きな枠組みでとらえると、研修医や司法修習生などの段階もこれにあたると思います。事前に情報を入れておけば、ある程度の動きは想像できるため、働きながらパニックに陥る確率をぐっと下げられると思います。
もちろん、どんなに一生懸命予習をしていってもわからない事は出てくると思います。ただ、右も左もまったくわからないのと少なからず知識があるとでは、圧倒的に後者の方が精神的な余裕は大きいでしょう。心にゆとりを持てれば物事を考える余裕も生まれ、結果として足りない部分を着実に補っていけることでしょう。
これに対して、常に仕事のできる人にサポートしてもらいながら動くのも方法のひとつです。すぐそばに答えのわかっている人がいれば、安心して仕事に励めるし、万が一の場合にはすぐフォローしてもらえます。このアプローチなら場数を減らさずに働けるため、ほかのやり方と比べると成長する際のスピードが段違いに早いことでしょう。
どちらのスタイルがいいかは個人の好みにもよるし、勤めている会社によっても変わると思います。しかし、専門職の道を極めるためには、失敗を繰り返すなかで多くのことを学ぶしかありません。なので失敗を恐れるのではなく、それありきで方針を考えるのが大切になります。